やわらぎの徒然日和

プロフィール、黄斑変性症前篇・後篇と書いてきた、自分のこと。

何故この道に進んだのかを聞かれることが多くなってきたこともありますが、
これから先、自分自身が初心を忘れることなく、常に目標に向かっていくためにも、
一度ここで書いておきたいなと思ったので記事にしてみました。

清水の実家でほそぼそと開業し、10月に静岡店をオープンさせて頂いて、
やっと人並みにスタートラインに立つことができた癒し手処「和〜やわらぎ〜」。
これからは、自分が目指す処へ向かって、一歩一歩、歩んでいくのですが…

何しろ進行状況の分からない眼病。現状を維持することに努めてはいますが、
これから先、いつ視界が奪われるのかという不安はつきまといます。
見えなくなってから後悔する。そんなことだけにはなりたくない。
見えているうちにやっておきたいことは山ほど…

まずは退職当時から目標としていた鍼灸に対する取り組み。

身内が埼玉で按摩・マッサージ・鍼灸師の仕事をしていたお陰で、
鍼灸そのものは幼い時から身近な存在で、その効果も知っていました。

自分の眼病治療を通じて、信頼のおける鍼灸師さんと巡り逢い、
治療手段としての鍼灸と云うだけではなく、治療において重要な
心と身体のケアにも効果があると云うことも実感できたのです。

心と身体のケアとしての鍼灸の効果。自分自身が実際に体験した鍼灸。
退職後の方向性として、鍼灸も取り入れることは当初より決めていました。

退職する前の昨年の6月に専門学校のオープンスクールにも伺い、
整体の仕事をしながらの通学、卒業するタイミングや卒業後の展開も含め、
いつ、どこの学校に入校するのが最も効率が良いのかも計画の中に。

清水で開業をして、10月静岡店オープンの目処もついた今年の夏。
専門学校就学中のこと、卒業後のこと等、各方面とも調整がついたので、
あの、ものすごく暑かった今年の8月後半、鍼灸専門学校を受験し…
先日…　無事に…　「合格通知」　が手元に届きました！

来春からは…　歳のいった専門学校生です（笑）
平日の午前中は専門学校で若者と肩を並べてお勉強、
平日午後と土・日は清水店・静岡店でお仕事を！
順調にいけば3年半後…　2014年春に卒業です。

やわらぎの長中期計画。いよいよ来春より第2ステージの開始です！
…って、その前に、来春までの短期計画を実行していかなきゃ（笑）  続きを読む

「黄斑変性症　前篇」からの続き・・・

発症のなかった右目も遂に昨年2008年に発症。
眼科に行っても左目の時と同じで、経過観察の状態。
このまま放っておいては何れは左目と同じに・・・
対処療法の西洋医学では限界、いや不安を感じました。

そこで、予防療法の東洋医学に目を向け、
漢方投薬、鍼灸治療を始めることにしました。
鍼灸院を色々調べ、愛知県一宮に眼病専門院を発見！
当初は週3回通い、安定してきたので週2回のペースに。
半年間通い、状況が維持できているのと経済的負担を考慮し、
一宮の鍼灸院さんと相談し、三島の鍼灸院さんの処へ通うことに。

で、昨年秋までは三島にせっせと通っていたのでした。
左目の見えない部分は少しずつ広がっては行きましたが、
医療の甲斐あって、通院中は、進行度合いも緩やかになり、
右目はわずかに歪みがある程度で落ち着いてきました。

と言っても、あくまでも最低限の日常生活に支障がない程度。
サラリーマン時代はこれでも（笑）エンジニアだったので、
朝から夜中までＰＣで図面と睨めっこ。もちろん現場での作業もあったり…

左目悪化と右目発症とでメンタルもやられてしまい、結局、休職状態へと。
メンタル的にやられてしまった当初はかなり辛かったですが、
休職のお陰で目の治療に専念でき、その後の人生についても考える時間が出来ました。

目の状態は、現在の医学では見えるようにはならないので、その事を受け入れ、
如何にこれ以上進行しないように気をつけて生活しながら生きていくか。
休職の間に色々考え体験して、ある方向性と目標が見えてきました。
その事で、メンタルも次第に回復。

…と云うような経緯で、その目標に向かい、新たな道へと。
もちろん現在もその目標に向かい進んでいるのですが、
それも、休職中の治療を通じて出逢うことが出来た、
眼科、鍼灸、整体、ヒーリング、カウンセリング等の
治療家、セラピストの皆さんのお陰と感謝しております。

自分が目標としていることについては…　また後日。  続きを読む

先日のプロフィールでも触れた自分の眼病のことについて少々。
定期的に眼科検診・鍼灸治療に通っている、持病の黄斑変性症。

黄斑変性症とは…
新生血管が生え出て網膜を内部へ盛り上げてしまう病気。
その為、初期段階ではモノが歪んで見えるのですが、
進行すると血管が破れ出血し、その部分が見えなくなってしまう病気です。

最近ＴＶＣＭでも「加齢性黄斑変性症」が失明率4位と放送されているので、
耳にしたことのある方も多いかもしれませんね。
あっ、人に移るとか感染する病気ではありませんのでご安心を。



以前は高齢（60歳以上？）の方がなる病気でしたが、
数年前から若年層でも増加し、自分は2004年に発症しました。

先に発症したのは左目。
暫くは進行も遅く経過観察でしたが、二年が経過したころ急激に進行。
進行を抑えるためにレーザー治療を施し、焼き付けてしまいました。
その結果、中心部は真っ白に視野欠損・・・
見たいと思う部分は真っ白で、その周囲がリング状にわずかに認識できる程度。
当初は左右の違いに戸惑い煩わしさもありましたが、時間と共に慣れてきて、
いつの間にか日常生活をする分には支障をきたさない程度にはなりました。

片目が発症すると、もう片方も発症するのが通例。
当然いつかは自分も・・・　と云う心配は常に付きまといます。
事実、左目が発症した時は、仕事中に突然モノが歪んで見えました。
最初は錯覚？疲れ目？と思いましたが…　あまりに突然で、
かなり動揺してしまい、仕事も放り投げて病院へ直行でした。


「黄斑変性症　後篇」へ続く…  続きを読む

ホームページでも紹介しているので今更ですが、
やわらぎのプロフィールについて簡単にご紹介。

セラピスト「やわらぎ」
OBS認定　無痛バランス整体/骨盤矯正/ボディケア/フットケア/リラクゼーション　セラピスト
RTA認定　英国式リフレクソロジー/ロイヤルヘッドスパ/エステセラピー　認定講師　兼　セラピスト
リンパマッサージ/臼井レイキヒーリング/ムーンセラピー　セラピスト　　

略歴
1966年、静岡県清水市（現：静岡市清水区）に生まれる。山羊座、Ａ型。
静岡大学工学部を卒業後、電機メーカー清水工場に設計者として入社。
2004年、眼病を発症。2007年、眼病悪化により左目視野を失う。
治療を通じ、眼科、鍼灸、整体、ヒーリング、カウンセリング等の数多くの治療家、セラピストと出逢う。
困っている人、悩んでいる人、苦しんでいる人の為に、自分の経験を生かし何か出来るはず！
少しでも誰かの役に立てるのなら！そんな想いで…　心も身体も癒せるセラピストを目指す。
2009年、解剖学・病理学・運動学・実技を修了。OBS認定、RTA認定取得。
同2009年、電機メーカーを退職。2010年、清水区に癒し手処「和〜やわらぎ〜」を開業。

現在も鍼灸を中心とした眼病治療を継続しながら、様々なセミナー等に積極的に参加するなど、
お客様の笑顔を見たくて、「やわらぎ」流施術をより向上させるため切磋琢磨の日々を過ごす。

2011年4月から、施術・治療の幅を更に広げるため、鍼灸専門学校に進学し鍼灸師を目指す。
癒し手処｢和〜やわらぎ〜｣が、少しでも皆様のお役にたてれば幸いです。
  続きを読む